【初心者向け】UiPathによるRPA実装9 Webサイトへの入力処理の自動化

前回の記事では、Internet Explorerを立ち上げ、Google Webサイトを開くまでの処理を自動化しました。今回は表示されたサイトの検索バーに検索文字列を入力し、実際に検索を行う処理を自動化したいと思います。

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Webサイトへの検索条件入力の自動化

まずは、UiPathを起動し、前回作成したプロジェクトを開くとともに、Internet ExplorerでGoogle Webサイトを開いておきましょう。

ここから、Google Webサイト上での「検索バーへの文字入力」と「検索ボタンのクリック」という2つの操作を自動化したいと思います。自動化には、前回紹介したレコーディング機能を使用します。

まずはUiPathのメニューバーより、「Recording」ボタンをクリックし、表示される一覧から「Web」をクリックします。

そして、表示されるレコーディングバー上で、「Type」ボタンをクリックします。

するとデスクトップ上の任意の場所を選択できるモードに入りますので、Google Webサイトの検索バーにカーソルをあて、以下の図のように、ちょうど検索バー内が黄色の枠で囲われたところでクリックします。

クリックした後、入力する文字列を指定するためのポップアップが表示されます。前回の記事で設定したテーマの通り、今回はRPAで検索を行いたいので、「Type the desired value」と記載された下の欄に”RPA”と入力し、エンターキーを押します。

ちなみに、このポップアップには2つのチェックボックスがありますが、参考まで、内容を簡単に紹介しておきます。

Type password ログイン処理におけるパスワードのように、入力する文字列を明示したくない場合に、チェックを入れます。
Empty field 入力を行う欄にあらかじめ何かしらの文字列が入っていた場合、このチェックボックスにチェックを入れておくと、元の文字列を消去した上で、指定した文字列を入力することができます。

自動化するシチュエーションに応じて、これらチェックボックスを利用ください。

さて、話は戻りますが、エンターキーを押すと再びレコーディングバーが表示されます。

検索ボタンクリックの自動化

検索ボタンに条件を入力した後は、検索ボタンを押さなければなりませんね。この処理も自動化してみましょう。

前述の操作を行った後に表示されるレコーディングバーにて、今度は「Click」と書かれているところをクリックします。

するとこれまでと同様、画面上の任意の場所を選択するモードに移ります。ここではクリックしたい対象である「Google 検索」というボタンにカーソルを当て、ボタンが黄色い枠で囲われたことを確認の上クリックします。

クリックすると再びレコーディングバーが表示されますので、「Save & Exit」ボタンを押して、これまでの操作をActivityとして保存します。

保存が完了すると、UiPath上の中央の領域に「Recording Sequence」というボックスが追加されているはずです。中身を見ると、”RPA”という文字列を入力した後に「Google 検索」ボタンをクリックしているような雰囲気が見て取れますね。

既存Sequenceへの組み入れ

さて、今追加された「Recording Sequence」というボックスの前には、前回作成した「Internet Explorerを開き、Google Webサイトを開く」というSequenceがあるはずです。このSequenceの中には「Do」と書かれたボックスがありますよね。

今追加した「Recording Sequence」ボックスを、この「Do」ボックスの中に入れてみましょう。

やり方は簡単で、「Recording Sequence」ボックスを「Do」ボックスにドラッグ&ドロップするだけです。すると、以下のようなフローになるかと思います。少しフローが整理されましたね。

テスト実行

それでは、ここまで作成した自動化処理が正しく動くか、テストしてみましょう。

実行してみるには、UiPathウインドウのメニューバーから、「Run」ボタンをクリックすればよかったですね。

実行した結果、Google Webサイト上で”RPA”という検索ワードによる検索結果が表示されれば、これまでの作業は完了です。

さて、次回ですが、表示された検索結果から主要な情報を取得してローカルに保存するという作業を行いたいところです。しかしながら、現在”RPA”というワードでしか検索できない仕様になっているのが気になります。できれば、プログラム実行の都度、検索キーワードを指定できるようにした方が、汎用性があってより良いプログラムになりますよね。

そこで次回は、ユーザーからインプットを受け取るためのActivityを紹介するとともに、それを使用するための前提となる「Variable (変数) 」という概念を紹介したいと思います。