【初心者向け】UiPathによるRPA実装8 Webサイトオープン処理の自動化

さて、次回予告しました通り、今回からは具体的なテーマを設定して、それを徐々に自動化していくことにより、UiPathの使い方を説明していければと思います。

テーマですが、仮に上司から以下のような指示かあったとします。

「当社ではRPA化に関する記事をホームページに載せようと思ってるんだけど、他がどういうことを書いているのか知っておきたい。なので、これからしばらくの間、Googleで”RPA”というキーワードで検索するとどういうページが表示されるか毎日報告してほしい。」

実際問題、こういった指示があることはそうそうないとは思いますが、UiPathの基本的な機能を紹介するためには良いテーマだとは思いますので、これに即してこれから数回、記事を書いていきたいと思います。

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Sequenceの設置

さて、UiPathで自動化を行うとき、プロジェクトをまず作成する必要がありますが、その後は何から手を付ければよいでしょうか。

前回の記事で、UiPathではActivityをつなげて処理を自動化していくというお話をさせて頂きました。その基本的なつなげ方には大きく分けて2つのやり方があります。それが、「Flowchart」と「Sequence」です。

Flowchartイメージ

Sequenceイメージ

基本的に、複雑な処理にはFlowchartを、シンプルな処理にはSequenceを用いるのが良いでしょう。なお、条件によって処理を変える「条件分岐」は、Flowchartでなければ実装できないように一見思われるかもしれませんが、Sequenceでも実装することが可能です。

また、前回作成したメッセージを表示するだけの処理など、非常なシンプルなものに関しては、FlowchartもSequenceも作成することなく、Activityを設置することで実現可能です。

さて、話を戻しまして、ひとまず本記事ではシンプルな自動化処理を作成する想定であるため、Sequenceを使用します。Sequenceを使用するためには、ウィンドウ左のActivityペインで”sequence”を検索し、表示された「Sequence」という文字列を中央にドラッグ&ドロップするだけです。そして、表示されたSequenceボックスの「Drop activity here」という領域にActivityをドラッグ&ドロップし、処理をつなげていきます。

Google Webサイトの表示

さて、Sequenceの設置が完了したところで、次に何をする必要があるでしょうか?もちろん、ブラウザを開いて、Googleのページを開かなければなりませんね。この処理を自動化していきましょう。

なお、自動化処理を組み立てる方法は大きく分けて2つあります。1つは、これまで実施してきた、Activityをドラッグ&ドロップしながら処理を組み立てていく方法、もう1つは「レコーディング機能」と言って、実際に操作を行って、その操作結果をActivityとして記録していく方法です。

ここでは後者のレコーディング機能を使って、処理を自動化してみましょう。

まずは、Internet Explorerを開き、URL欄に”https://www.google.co.jp/”と入力してGoogle Webサイトを開きます。ここまではなんて事のない、普通の操作ですね。

次にUiPathのウインドウに戻り、メニューバーで「Recording」を選択の上、さらに表示される一覧から「Web」をクリックします。

すると、以下のウインドウが表示されます。ここで、「Open Browser」ボタンをクリックします。

ボタンをクリックすると、手の形のアイコンが表示され、デスクトップ上のあらゆる箇所を選択できるようになります。このアイコンをInternet Explorerに移動して下さい。下の画面のように、Internet Explorer上に表示されたGoogleページが黄色い枠で囲われたところでクリックします。

クリックすると、URLが記載されたポップアップが表示されます。URLが正しいもの ( “https://www.google.co.jp/” ) であることを確認の上、「OK」ボタンを押して下さい。

すると、再びレコーディングバーが表示されます。ここで「Save & Exit」ボタンを押すと、「Internet Explorerを開き、Google Webサイトを開く」という操作がActivityとして記録されます。

ウインドウ中央の領域を見てみましょう。以下の画像のようになっていれば、ここまでの操作は無事完了しています。

テスト実行

ここで、これまで作成してきた自動化処理がきちんと実装されているか、テストしてみましょう。

Internet Explorerを一旦閉じて、UiPathのメニューバーより、「Run」ボタンをクリックしてください。自動的にGoogle Webサイトが開きましたでしょうか。

さて、今回の記事は以上です。次回は、「Googleの検索バーに文字列を入力して実際に検索を行う」という処理を自動化する方法について紹介したいと思います。