【初心者向け】KivyによるWindowsアプリ作成3 Atomエディタの導入

前回の記事ではKivyを導入し、サンプルアプリの実行まで行いました。

今回はプログラムを作成するためのエディタを導入し、このエディタで実際開発ができることを、極めて単純なKivyアプリを作成/実行することで確認したいと思います。

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Atomエディタの導入

Pythonのプログラムを書くためにはメモ帳を使うこともできますが、自動補完機能などプログラミングを行ために有用な機能を持つエディタが世の中にはたくさんあります。折角ですので、生産性をあげるために、このようなエディタを導入してみましょう。

本記事ではAtomというエディタを使いますが、使い慣れているその他のエディタがありましたら、そちらで代替頂いて構いません。

本体の導入

ということで、まずはAtom本体の導入方法からご紹介したいと思います。

最初にAtomの公式サイトから、インストーラをダウンロードします。

ダウンロードできましたら、ダブルクリックしてファイルを実行して下さい。すると、以下のようなウインドウが表示されますが、表示されている間はインストール作業が行われていますので、少しお待ちください。

エディタウインドウが開くと、インストールは完了です。なお、Atomではタブにより複数のエディタ画面や設定画面等を別々に開くことができます。最初に起動したときには4つのタブが開かれていますが、不要でしたら、タブ見出しの×印をクリックすることにより閉じることができますので、お試し下さい。

パッケージの導入

Atomではパッケージを導入することにより、機能を拡張することができます。本記事でもいくつかパッケージを導入したいと思いますが、まずは表示を日本語化するためのパッケージを導入します。

最初に、メニューから「File」→「Settings」を選択します。

すると「Settings」というタブ名で設定画面が開きます。ここで、「+Install」を選択します。

パッケージの検索画面に遷移します。検索バーにて「japanese-menu」と入力し、「Packages」ボタンをクリックします。

「japanese-menu」というパッケージが表示されますので、「Install」ボタンをクリックします。

インストールが完了すると、以下のように表示が日本語化されます。

全く同じ手順で、以下のパッケージを導入しておきましょう。

パッケージ名 概要
autocomplete-python プログラム記述中に、入力されうる文字列の候補を表示する(自動補完機能)
atom-runner Atom上でプログラムを実行できるようにする
minimap プログラム全体像を、プログラム記述欄の右側に表示する

なお、autocomplete-pythonについてはインストール中、自動補完エンジンを選択する画面が表示されますが、クラウドを利用する「Kite」ではなく、ローカルで完結する「Jedi」をここでは選択します。

Atomを用いたプログラムの作成と実行

プログラムの作成

では、早速Atomを使ってKivy用のプログラムを作成してみましょう。

まずはAtomのメニューから、「ファイル」→「新規ファイル」をクリックし、新しいファイルを作成します。

次に、エディタ上で、以下のプログラムを打ち込んでください。

from kivy.app import App
App().run()

簡単に内容を説明しますと、まず1行目は、

  • kivyというPythonのパッケージ(=フォルダ)に入っている、
  • appモジュール(=ファイル)に書かれている、
  • Appクラス

を使えるようにするための記述です。「クラス」とは、データとそのデータに対する処理方法であるメソッドというものをまとめた「ひな型」のことです。そして、基本的にこのひな型に沿って実体(インスタンス)を作成した上で処理を行っていくことになります

続く2行目ですが、

  • App()により、Appクラスのインスタンスを作成し、
  • その中に含まれるrun()メソッドを実行する

という処理を行う記述です。

作成が終わりましたら、Atomのメニューから「ファイル」→「保存」を選択し、ファイル名を「main.py」として任意の場所に保存しましょう。本記事ではCドライブ直下にkivy_projectというフォルダを作成し、その中に保存します。

プログラムの実行

それでは、作成したプログラムを実行してみましょう。

実行のためにはAnaconda Promptを開き、kivy仮想環境に入った上で、「python “ファイル名”」と入力します。

>activate kivy
(kivy) >python C:\kivy_project\main.py

プログラムの実行に成功すると、タイトルも中身も何もないウインドウが表示されます。

終わりに

今回の記事は以上です。プログラムは正しく実行できましたでしょうか。

動かない場合には、プログラム記述ミス、必要なパッケージの導入漏れ、kivy仮想環境に入っていない、などが考えられますので、これまでの記事を読み返して再トライしてみて頂ければと思います。

また、今回はプログラムの最も基本的な実行方法を説明するため、Anaconda Prompt上でプログラムを起動しました。しかしながら、折角Atomにatom-runnerを入れましたので、次回以降はこれを用いてプログラムを実行していきたいと思います。使い方については次回説明します。

さて、今回のプログラムはなんの機能も持たない非常なシンプルなものでしたが、基本的にKivyを用いたプログラムは、今回作成したものを徐々に拡張していくことにより作ることになります。

ということで、次回から少しずつ複雑なプログラムの作成方法を紹介していきたいと思います。

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