CISAのCPE稼ぎにUdemyを使ってみた感想

私はCISA(公認情報システム監査人)という資格を持っているのですが、この資格を維持するためには年間で最低20CPE(3年間で通算120CPE)という単位を取得する必要があります。1CPEは、基本的には1時間の学習時間に相当します。

単位の取得状況は、1月~12月を1対象期間として、年ごとにISACAというCISAの主催団体に報告する必要があるのですが、所属している会社の研修環境や忙しさによってはうまい具合に単位が取得できず、年末あたりにバタバタすることがあります。

私も年によって状況は異なるのですが、単位取得のために使えそうな研修を探していたところ、有償ですがUdemyというe-learningサービスを見つけましたので、使ってみることにしました。

本記事では、このUdemyを使ってみた感想について書いていきたいと思います。

なお、Udemyの学習時間がCISAのCPEとして認定されることを保証するものではありませんので、予めご了承く下さい。

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Udemyの良い点

まず、Udemyの良い点についてまとめたいと思います。

コースの種類が豊富

CISAでCPEとして認められる研修には、システムやセキュリティ評価業務の遂行に必要となるスキルを磨くためのものが該当しますが、例えば「セキュリティ」というキーワードでコース検索すると、2017年12月2日現在、6件のコースがヒットします。1コース当たり、大体3~7時間程度の長さになっていますので、これだけで約30時間程度の学習時間が稼げる計算になります。

また、「security」といういうキーワードで検索すると、英語のコースが多いようですが、100件は軽く超えるコースががヒットします。

さらに、今後の評価業務では、評価手法の高度化や評価対象となるクライアントシステムをより良く理解するために、AIや機械学習を理解しておく必要があると個人的に考えていますが、例えば「機械学習」というキーワードで検索すると、こちらも100件超のコースがヒットします。

加えて、Udemyにはnon ITのコースも豊富に登録されており、例えば、ビジネス一般/デザイン/マーケティングなどのコースや、さらに、音楽などの趣味に関するものも多くあります。

CISAのCPE稼ぎに留まらず、担当している業務全般のスキル向上、あるいは、趣味を楽しむために、Udemyは良い選択肢の一つになるのではないでしょうか。

快適な受講環境

2点目ですが、当然ながらインターネットに接続されている端末であれば、いつでもどこでもコースを受講することができます。

また、コースを快適に受講するための機能もあり、例えば、倍速再生機能や、15秒戻し/15秒送りの機能もあります。

私は座学の講義だと、自分の興味がある内容でも眠くなってしまうことが多々あるのですが、倍速再生機能を使うことによって必死に集中して講義を聞くことができ、むしろ通常の速度で聞くよりも講義内容を良く理解することができました。

ちなみに倍速再生については、「きちんと聞き取れないのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、意外とすぐに慣れることができます。

CISAのCPEとして認定される可能性が高い

上記2つの良い点であれば、その他のe-learningサービスでも、基本的に同じことが言えると思います。

しかしながら、それらと比較してUdemyの良い点は、CISAのCPEとして認定される可能性が高いと考えられる点です。

CISAの運営団体であるISACAの公式サイトでは、e-learning等独学の要件として、以下をあげています。

コース提供機関が終了証明書を発行し、その証明書にコースで獲得したCPE 時間数が記載されている場合のみ

この「修了証明書に時間数が記載されている」というのが、e-learningを選ぶ際のネックとなっていたのですが、Udemyでは基本的にコースごとに修了証明書を取得することができ、また、その証明書中に時間数も明記されます

以下は、私が受講したコースのうち1つの証明書ですが、時間数が明確に書かれていることがお判りになるかと思います。

割引対象のコースは非常に安く受講できる

さらにUdemyでは不定期に受講料の大幅な割引を行っているようです。

私がコースを受講した際には、\5,000~\25,000のコースを\1,200で受講することができました。

タイミングが合えば、受講したいコースが割引になるまで少し待つのも手かと思います。

Udemyの気になる点

一方、気になる点もいくつかあります。ただし、いずれもやむを得ないものだと思いますし、ある程度対策もとれますので、それほど気にすることはないと思います。

コースの充実度にバラつきがある

当たり前ですが、受講してみると、期待していた内容とは多少乖離がある場合もあります。

また、e-learningを受ける上で意外とコンテンツ以上に重要なのは、講師の話し方だと考えているのですが、この点についてもバラつきがあります。

説明が分かりやすく、話し方も非常に流暢で聞きやすいコースが(これまで受講した中では)多いですが、その一方、説明が分かりづらい(と言うより、私の頭の構造に合わない?)、あるいは、話し方が明瞭ではなく、特に倍速再生では非常に聞き取りづらいコースもあります。

ただ、Udemyではもちろん、コースの概要、コンテンツ一覧、受講者の評価が受講前に見られますし、コースの一部を受講前に試聴することもできます。ですので、事前にこれらをしっかり確認しておけば、それほど失敗することはないと思います。

ハンズオンが含まれる場合、環境構築に時間がかかる場合がある

前述のセキュリティや機械学習のコースでは、実機を用いて操作を行ってみる、いわゆる「ハンズオン」が含まれているものが多くあります。

ハンズオンを実施するためには、講師の説明に基づき自前で環境を準備する必要があるのですが、PC環境が違うことや、使用するソフトウェアの公開バージョンが、コース収録時点と受講時点で異なるために、コースで説明している動作が自前の環境では簡単に再現できないこともあります。この場合、環境構築だけで大きな時間を割かれてしまいます。

ただし、各コース毎に、受講者は講師に対して質問を無料で行うことができますし、ソフトウェアのバージョンについては、コースで採用されている古いバージョンをダウンロード/導入するというような対策もとれますので、この点もそこまで気にする必要はないでしょう。

なお、「環境構築」と言ってもPC等ハードウェアや有償のソフトウェアを新たに購入したりする必要は基本的になく、仮想環境を構築したり、無償のソフトウェアをインストールするだけで足りますので、コスト面の心配をすることもありません。

割引されていないと少々高い

コースは大体、数千円から3万円程度で提供されているものが多いようですが、例えば、1コース5時間、2万円だとして、40時間を稼ごうとすると、16万円もの費用がかかることになります。

これを高いと考えるか、そうでないと捉えるかは人に依るところだと思いますが、一般の方にとっては小さくないコストだと思います。

ただし、前述の割引を利用したり、Udemyのみではなく、所属している会社の研修制度も利用することにより、コストは最小限に抑えることが可能です。

また、CISAではe-learning等を用いた独学だけではなく、ISACAの活動をサポートしたり、研修/セミナーの講師を務めたりといった様々な活動でCPEを取得できますので、結果的にコスト面についてそこまで気にすることはないと思います。

終わりに

気軽な気持ちで使い始めたUdemyですが、非常に使い勝手も良く、最近では暇さえあればコースを視聴しています。

本記事ではCISAのCPE稼ぎというテーマのもと、Udemyの紹介を行いましたが、本業、関連業務、趣味等、様々なスキルを向上させるために便利に使えるサービスですので、興味があれば、ぜひお試し頂ければと思います。



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